前走で重賞ウィナーの仲間入りをした愛馬エスポワールシチー。当然次走はGⅠを狙います。次走予定は5月5日 船橋競馬場 かしわ記念 JpnⅠ ダート1600m(優勝賞金6000万円)です。昨年までは中央所属馬の出走は4頭に制限されていましたが、今年から1頭増えて5頭が出走可能になります。
この5頭という狭き門に多数の中央所属馬が登録すると思われ、エスポワールシチーの出走は微妙です。現在カネヒキリやフェラーリピサなどが出走を予定しています。あまり賞金をたくさん持っている馬が来るとエスポワールシチーは除外されてしまいます。どんな馬が登録してくるか、非常に興味深いところです。
万が一、除外の場合は、4月26日 京都10R アンタレスステークスGⅢ ダート1800mに出走予定です。アンタレスステークスはGⅢながら、別定重量戦ですので、GⅢ勝ちのエスポワールシチーは57キロで出走できます(20年4月26日以降重賞未勝利馬は56キロ)。
まずは、かしわ記念の登録メンバーが気になりますが4月16日現在まだ発表になっていません。発表になり次第、ご報告いたします。
予定通り、5月5日 船橋 かしわ記念 JpnⅠ ダート1600mに出走登録しました!!
さすがにここ1年以内で、重賞、オープン特別、準オープン、1000万特別、500万、未勝利と6勝を挙げ、かつ重賞2着と豊富な賞金がありますので、登録即出走確定です!!
一応、4月26日の京都10R アンタレスステークス GⅢ ダート1800m 別定戦にも特別登録されていますが、こちらはあくまでかしわ記念が除外になった場合の保険。かしわ記念に出走できるのであれば予定通りかしわ記念に出走するでしょう。
馬名 | 予定騎手 | 斤量 | 前走 | 前走着順 | 前走人気 | 過去着順 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エスポワールシチー | 佐藤哲三 | 57.0 | 3/29 マーチ GⅢ | 中山ダ1800 | 1 | 1 | 4 | 2 | 1 | |||
カネヒキリ | 57.0 | 2/22 フェブ GⅠ | 東京ダ1600 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||||
ゼンノパルテノン | 57.0 | 4/08 東京 JpnⅢ | 大井ダ1200 | 1 | 5 | 5 | 10 | 9 | ||||
フェラーリピサ | 57.0 | 3/20 黒船 JpnⅢ | 高知ダ1400 | 2 | 1 | 5 | 1 | 1 | ||||
ボンネビルレコード | 的場文男 | 57.0 | 1/28 川崎 JpnⅠ | 川崎ダ2100 | 6 | 5 | 6 | 11 | 6 | |||
以下補欠馬(補欠順位順) | ||||||||||||
ダイショウジェット | 57.0 | 3/29 マーチ GⅢ | 中山ダ1800 | 2 | 13 | 1 | 4 | 10 | ||||
ビクトリーテツニー | 57.0 | 4/08 東京 JpnⅢ | 大井ダ1200 | 5 | 2 | 12 | 6 | 1 | ||||
ウォータクティクス | 57.0 | 2/14 アルデ OP | 京都ダ1800 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||||
ロールオブザダイス | 57.0 | 3/11 ダイ JpnⅡ | 船橋ダ2400 | 3 | 3 | 2 | 11 | 5 | ||||
ボランタス | 57.0 | 3/29 マーチ GⅢ | 中山ダ1800 | 5 | 8 | 5 | 1 | 3 |
▽は二重△印
馬名 | 予定騎手 | 斤量 | 前走 | 前走着順 | 前走人気 | 過去着順 | |||||||||
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メイショウトウコン | 藤田伸二 | 58.0 | |||||||||||||
ワンダースピード | 小牧太 | 58.0 | |||||||||||||
エスポワールシチー | 佐藤哲三 | 57.0 | |||||||||||||
カンファーベスト | 56.0 | ||||||||||||||
ダイショウジェット | 柴山雄一 | 56.0 | |||||||||||||
ウォータクティクス | 川田将雅 | 56.0 | |||||||||||||
セントラルコースト | 56.0 | ||||||||||||||
イブロン | 56.0 | ||||||||||||||
ダイナミックグロウ | 武幸四郎 | 56.0 | |||||||||||||
ロールオブザダイス | 四位洋文 | 56.0 | |||||||||||||
スピニングノアール | 56.0 | ||||||||||||||
サトノコクオー | 安藤勝己 | 56.0 | |||||||||||||
ボランタス | 池添謙一 | 56.0 | |||||||||||||
フォーティファイド | 和田竜二 | 56.0 | |||||||||||||
マコトスパルビエロ | 福永祐一 | 56.0 | |||||||||||||
以下の6頭は抽選対象(6分の1) | |||||||||||||||
アドマイヤダンク | 藤岡佑介 | 56.0 | |||||||||||||
アロンダイト | 後藤浩輝 | 58.0 | |||||||||||||
エプソムアーロン | 幸英明 | 56.0 | |||||||||||||
スターシップ | 上村洋行 | 56.0 | |||||||||||||
メイショウシャフト | 石橋守 | 56.0 | |||||||||||||
ユウキタイティ | 56.0 |
以下38頭は除外対象
GⅠ馬アロンダイトが抽選対象とは・・・。しかし、エスポワールシチーが抜けますし、もう少し出走できる確率が上がるのではないでしょうか。
本日のデイリー馬三郎によると、エスポワールシチーの次走はかしわ記念に正式に決定したとのことです。以下は本日(4月21日)のデイリー馬三郎の記事です。
アンタレスSに登録のあるエスポワールシチーは回避し、交流GⅠ・かしわ記念(5月5日・船橋)へ向かう。「ゴールデンウィーク中で輸送面の心配はあるけど、強いメンバーでどこまでやってくれるか楽しみ」と安達師。
というわけで、かしわ記念に出走確定です。
私ほっさんの個人的見解ですが、アンタレスSは1度斤量差3キロで敗れた京都大好きのワンダースピードや、4連勝中のウォータクティクスといったかなり強力なメンバーが出走します。
かしわ記念はJpnⅠですが、中央の馬ではカネヒキリ以外に強い馬は見当たりません。ならば賞金的にも小回りで有利ということからも、かしわ記念に出走した方が良績を残せるのではないでしょうか。
競馬ブック 有力馬のポイントから
ワンダースピードのオープン5勝のうち、重賞2勝を含む3勝がこの京都1800メートルでのもの。実績も、コース相性も抜群にいい。平安Sでは58キロを背負い、55キロのエスポワールシチーに完勝。そのエスポワールが次走、フェブラリーSで4着したのだから、やはりこの馬も間違いなく強い。中間の調整も順調そのもの。順当に勝ち負け。
エスポワールシチーは前走のマーチSで重賞初制覇。57.5キロを背負ってもまったく危なげなかったし、力の違いを感じさせる勝ちっぷりだった。ワンダーにクビだけ負けた平安S当時より斤量は2キロ重いが、僅かでも前走より軽くなるし、力もつけている。現段階では5月5日船橋のかしわ記念と両睨みだが、こちらへ出てきても、当然首位争いになるはずだ。
ウォータクティクスはダートに替わって5戦5勝。条件戦では圧勝に次ぐ圧勝だっただけに、前走のハナ差には物足りなさも感じるが、一旦出られながらも渋太く差し返してのもの。能力の高さを感じさせる内容だったし、今回のメンバー相手でもヒケを取らない。前走後はここを目標に、調整は順調。スンナリ運べれば6連勝も。
メイショウトウコンは重賞5勝の実力馬で、昨年のJCダートでも2着。力上位は明らか。この京都1800メートルも(2.1.1.1)で、着外だった昨年のここは乾き過ぎたダートが合わなかっただけ。敗因はハッキリしている。ここ2走、ワンダーに先着を許している点は気になるが、脚質的に小回りより広いコースがいいし、今回は相性抜群の京都。逆転の目は十分。
アロンダイトは06年のJCダートの覇者。その後、2度の長い休養を挟み、前々走が1年5カ月ぶりの骨折明け。しかも58キロを背負って0秒5差だから、やはり力がある。前走は出遅れが響いたが、終いの伸びが悪くなかったあたり、良化を辿っているようだし、中間の攻めも順調。そろそろ怖い。
サトノコクオーは500万を圧勝したあと4連勝でオープン入り。その後、骨折で休養を余儀なくされたが、復帰後、いきなり(2)(3)着。特に前走は落ち着いたペースのなか、馬群の外々を回らされながらもエスポワールから0秒2差。距離損を考えれば負けて強しの内容だ。この中間も好気配。速い時計に対応できればここでも。
前走は出遅れが響いたが、まともなら重賞でもコンスタントに上位争いできるマコトスパルビエロ、力をつけたダイショウジェット、準オープン勝ち直後だが、素質は見劣らないアドマイヤダンク、エプソムアーロンにも注目したい。
競馬ブック 藤井嘉夫の狙い
マーチSは2番手からアッサリと抜け出したエスポワールシチー。レース運びが上手だし、57.5キロを克服したのもいい。今回も行く馬がいれば好位から。4歳馬の勢いを重視したい。
競馬ブック 厩舎レポ 安達調教師
重賞勝ちしたマーチSを振り返って下さい。
「ダートに使い出してからは、ほとんどがハナを切る形での競馬ですが、それでいい結果を出していましたからね。急にそのスタイルを変えることもありませんでしたが、前走は抑えて好位から。ハナにこだわらない競馬で勝ってくれましたから収穫がありました。ね」
この中間の状態は。
「休み明けから3走しましたが、前回がマイナス2キロ。まだ体はフックラしているように見えますし、16日は久しぶりにコースで追ってみましたが、動きは良かったですし、順調にきていますね。」
それでは抱負を。
「京都コースはトパーズSを勝っていますし、平安Sの時は久々の分があっての2着でしたからね。いい結果を残せていますし、輸送時間が短いのもいいですね。今回もいい競馬ができると思っています。ただ、かしわ記念に選ばれれば、そちらに使うプランも考えているんですけどね。」
特別登録していた4月26日アンタレスステークスGⅢはウォータクティクスが1分47秒8のJRAレコードタイムで圧勝しました。従来のレコードタイムは1997年のプレミアムサンダーの1分48秒4でしたが、12年ぶりの更新となりました。
エスポワールシチーの同じコース平安ステークスの走破時計が1分50秒4ですから、物凄く力差を感じるかも知れませんが、JRAレコードの出た4月26日は愛馬チャーミングシチーも出走した500万クラスの勝ちタイムが1分49秒7、1000万クラスが1分48秒9ですから、水分をたっぷりと含んだ高速馬場だったことがわかります。ですから、時計ほど評価することはないでしょう。
しかし、エスポワールシチーが3走前に完敗したワンダースピードを寄せ付けなかったわけですから、ウォータクティクスが侮れない存在であることは間違いありません。池江泰寿師の「まだ同級生(サクセスブロッケン、カジノドライヴ、エスポワールシチー、スマートファルコン)と直接戦っていない。それらと戦って、どこまでやれるかですね。」という言葉が印象的でした。我らがエスポワール陣営としても対戦が楽しみですね。
【かしわ記念】栗東レポート~エスポワールシチー
2009/04/29(水) 18:53
5月5日(祝・火)船橋競馬場で行われる第21回かしわ記念に出走予定のエスポワールシチーについて、安達調教師(追い切りは後日)のコメントは以下の通り。
「マーチステークスは、(ドバイ遠征で不在のため)ビデオでゆっくり見ました。2~3番手で競馬ができて、色々幅も広がり、良かったと思います。
今のところ、ここまでは何事も無く順調にきています。あとは連休中の競馬になりますから、輸送でどのくらい時間がかかるかでしょう。
相手も強いですが、うちの馬には、まだ成長分があると思っています。いい競馬ができるように、頑張ってほしいですね。
コース的には、左回りの方が競馬はしやすいと思います。ただ、前へ行く馬が多そうなので、展開がどうなるかがわかりません。あとはジョッキーに任せるだけです。
どんな競馬になるかがわからないので、期待半分、不安もありますけど、無事に行ければと思いますし、ここでGIを獲れたら、嬉しいですね」
(取材:中野雷太)
ほっさんコメント
順番的にも、カネヒキリよりもエスポワールシチーの方が先に掲載されていました。安達昭夫師は謙遜しておられますが、本当にここでGⅠが獲れれば嬉しいですね。続いて最大のライバル・カネヒキリの角居勝彦師のコメントもご覧ください。
【かしわ記念】栗東レポート~カネヒキリ
2009/04/29(水) 18:55
5月5日(祝・火)船橋競馬場で行われる第21回かしわ記念に出走予定のカネヒキリについて、角居調教師(追い切りは後日)のコメントは以下の通り。
「長い休養から、それも屈腱炎という不治の病から立ち直って勝利をあげてくれました。そういう病気を持っている馬なので、牧場に帰しての調整はできない馬になってしまいましたが、昔つけた力が衰えていなかったし、ちゃんとまた出せています。今回も、馬はいい具合に立ち直っています。
さすがに強いGIを何度か使いましたから、今回の休養は、馬にもう一度走りたいという気持ちをつけるための、いい時間でした。
トビの綺麗な、大きな馬ですから、船橋コースでどれくらいやれるのか不安もありますが、気持ちが前向きになっていますから、頑張ってほしいですね。強い馬も出てきますけど、相手よりも、自分との戦い。馬に関しては、しっかりつくってあります。
とにかく無事が一番、何度もファンの前に出せる馬であればと思って、一戦一戦勝負をかけています。
日本を代表するダート馬の1頭です。船橋競馬場に、是非当日は観に来てください」
(取材:中野雷太)
馬名 | 予定騎手 | 斤量 | 前走 | 前走着順 | 前走人気 | 過去着順 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
JRA所属馬 〔出走枠:5頭〕 | ||||||||||||
エスポワールシチー | 佐藤哲三 | 57.0 | 3/29 マーチ GⅢ | 中山ダ1800 | 1 | 1 | 4 | 2 | 1 | |||
カネヒキリ | 内田博幸 | 57.0 | 2/22 フェブ GⅠ | 東京ダ1600 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | |||
ゼンノパルテノン | 武豊 | 57.0 | 4/08 東京 JpnⅢ | 大井ダ1200 | 1 | 5 | 5 | 10 | 9 | |||
フェラーリピサ | 岩田康誠 | 57.0 | 3/20 黒船 JpnⅢ | 高知ダ1400 | 2 | 1 | 5 | 1 | 1 | |||
ボンネビルレコード | 的場文男 | 57.0 | 1/28 川崎 JpnⅠ | 川崎ダ2100 | 6 | 5 | 6 | 11 | 6 | |||
補欠馬(補欠順位順) | ||||||||||||
ダイショウジェット | 57.0 | 3/29 マーチ GⅢ | 中山ダ1800 | 2 | 13 | 1 | 4 | 10 | ||||
ビクトリーテツニー | 57.0 | 4/08 東京 JpnⅢ | 大井ダ1200 | 5 | 2 | 12 | 6 | 1 | ||||
ウォータクティクス | 57.0 | 2/14 アルデ OP | 京都ダ1800 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||||
ロールオブザダイス | 57.0 | 3/11 ダイ JpnⅡ | 船橋ダ2400 | 3 | 3 | 2 | 11 | 5 | ||||
ボランタス | 57.0 | 3/29 マーチ GⅢ | 中山ダ1800 | 5 | 8 | 5 | 1 | 3 | ||||
地方所属馬 〔出走枠:9頭〕 | ||||||||||||
アジュディミツオー | 三浦皇成 | 57.0 | ||||||||||
アンパサンド | 57.0 | |||||||||||
ディープサマー | 川島正太郎 | 57.0 | ||||||||||
トップザバトン | 57.0 | |||||||||||
ドリームスカイ | 57.0 | |||||||||||
フサイチジャンク | 57.0 | |||||||||||
フリオーソ | 戸崎圭太 | 57.0 | ||||||||||
アタゴビッグマン | 永森大智 | 57.0 | ||||||||||
ボートジェネラル | 57.0 | |||||||||||
補欠馬(補欠順位順) | ||||||||||||
ケイエスショーキ | 實川純一 | 57.0 | ||||||||||
レッドドラゴン | 57.0 | |||||||||||
シルクアヴァロン | 57.0 | |||||||||||
アントニオマグナム | 57.0 | |||||||||||
ケイエスゴーウェイ | 57.0 |
出走予定馬が辞退した場合は、それぞれの選定区分ごとに補欠馬から繰り上がります。
(補欠馬がいない場合は、他の選定区分から繰り上がることがあります。)
補欠馬繰り上がり期限
JRA所属馬:平成21年4月30日
地方所属馬:平成21年5月2日
出走投票:平成21年5月2日 9時~10時
かしわ記念JpnⅠのゼンノバルテノンは武豊騎手に決まりました。フェラーリピサは主戦の岩田康誠騎手。まだ鞍上が確定していないのはカネヒキリのみとなりました。
カネヒキリと言えば、元々武豊騎手のお手馬で、ドバイワールドカップやヴァーミリアン等の兼ね合いで一時ルメール騎手が手綱を取っていました。今回、また武豊騎手に戻るのかと思いきや、そうではないようです。こうなると、内田博幸騎手あたりでしょうか。
地方所属メンバーも発表になりましたが、アジュディミツオーやフリオーソなど豪華な顔ぶれです。いいメンバーが揃って面白いレースになりそうですね。今から楽しみです。
良く見るとあの超高額馬フサイチジャンクが・・・!?
4月23日、地方所属馬で出走の確定していたポートジェネラルが消え(5月4日の第11回かきつばた記念JpnⅢに出走することになったため)、補欠の1番手ケイエスショーキの出走が確定しました。
4月24日、カネヒキリの鞍上が、私の予想通りウチパク(内田博幸騎手)に決定しました。まぁ、彼しかいないでしょう。
4月27日、補欠登録していたレッドドラゴンが辞退しました。
5月1日、地方所属のアジュディミツオーの鞍上が中央の三浦皇成騎手に決定しました。これは意外な大抜擢ですねぇ。
前走前 3月25日 栗東坂路 良馬場 強め
1回
佐藤哲三
4F 51.9
3F 38.1
2F 25.1
1F 12.7
4月16日 栗東CW 稍重馬場 直強め
佐藤哲三
6F 84.5
5F 68.1
4F 53.3
3F 39.2
1F 12.1[8]
4月23日 栗東CW 良馬場 叩き一杯
佐藤哲三
6F 81.4
5F 65.6
4F 51.5
3F 37.9
1F 11.4[8]
5月1日 栗東CW 良馬場 馬なり余力
佐藤哲三
6F 81.3
5F 65.3
4F 51.2
3F 37.7
1F 11.5[8]
4月16日、強めに追われました。久々にCWで追われています。前脚に負荷のかかるCWで追えるというのは脚元の状態がいいのでしょう。未勝利時代から丁寧に調教をつけていただいている佐藤哲三騎手に跨ってもらい更に競馬を教え込まれています。一流ジョッキーに丹念に育てていただいて、なんとも贅沢な馬ですね。
4月23日、GⅠ出走2週前追い切りですが、目一杯追われ、終いまでしっかりと伸びています。終い1Fの時計11.4秒は、今週水曜日・木曜日の追い切りの一番時計です。凄く切れた印象です。しかも、馬場の8分所を通ってのものですから、大変評価できます。
CWで終いを伸ばす調教をしていますから、次走も番手の競馬を意識しているのでしょうか。とにかく、期待できる動きです。余談ですが、芝でも結構切れそうな気がします。いずれ芝のレースも見てみたいですね。
5月1日、東上前の最終追い切りです。馬なりですが、一生懸命走ってしまいますので、かなりの時計になってしまいました。相変わらずCWで追われているのがいいですね。前脚に負荷をかけ、かつ終い重点で切れる脚を作っています。エスポワールシチーの先行力に35秒台の上がりが出れば、もはやどんな馬も敵ではないはず。安達昭夫師もとんでもない馬を作ろうとされています。
動き、終いの伸びとも文句なく、これは正直勝つでしょう。夢のGⅠ(正式にはJpnⅠ)制覇はすぐそこと考えます。私ほっさんの追い切り評価は当然最高評価の「A+」です。これ以上ない仕上がりです。
2009年5月5日(火) 船 橋 第10競走 ダート 1600m(左)16:15発走 |
農林水産大臣賞典(指定交流) 第21回 かしわ記念JpnI4上 オープン (サラブレッド系 4歳以上 定量) |
賞金 1着60,000,000円 2着21,000,000円 3着12,000,000円 4着6,000,000円 5着3,000,000円 |
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レコード 1:35:4 アブクマポーロ 57 石 崎 隆 之 1998/05/27
*「セ」 =「せん馬」 *「計不」=「計量不能」 *「降」=「降着」 |
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馬名 | 追い切り日 | コースと 馬場状態 |
強さ | 騎乗者 | 追い切り時計 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
カネヒキリ | 5月1日 | 栗東坂路良 | 一杯 | 内田博幸 | 52.4-12.6 | A- |
ゼンノパルテノン | 5月1日 | 栗東坂路良 | 馬なり | 助手 | 53.3-13.1 | B- |
エスポワールシチー | 5月1日 | 栗東CW良 | 馬なり | 佐藤哲三 | 6F81.3-11.5 | A+ |
フェラーリピサ | 5月1日 | 栗東坂路良 | 一杯 | 岩田康誠 | 52.7-計測不能 | B- |
エスポワールシチー
前走でついに重賞制覇。ハンデ戦で57.5キロを背負った1番人気馬が貫禄勝ち。もはやGⅢクラスの相手では軽すぎ。狙うはGⅠだが、今回のかしわ記念では、フェブラリーS GⅠで同斤量で後塵を拝したカネヒキリが出走。エスポワールシチーと同じく先行抜け出しタイプで非常に手ごわい。
ただし、GⅠウィナーとなるためには、これらの馬に打ち勝つ必要がある。
カネヒキリ
屈腱炎による2年4か月のブランク後、地方交流GⅠを3連勝。本年の中央GⅠ・フェブラリーステークスも1番人気3着とエスポワールシチーに先着。7歳という年齢を感じさせない強さ。
しかし、我らが愛馬エスポワールシチーもレースごとに一線級に揉まれ進化。そろそろ逆転も。
ゼンノパルテノン
前走、地方交流重賞JpnⅢ・東京スプリントで優勝。ただ、これは鞍上内田博幸騎手を褒めるべきで、差のない優勝。そして距離も1200m。今回の1600mは少し長い印象。ベストは1200m~1400m。
フェラーリピサ
中央の重賞連勝で臨んだ今年のフェブラリーステークスでは上位のカネヒキリやエスポワールシチーには完敗。勝負付けは済んでいる。前走の地方交流重賞で8歳馬トーセンブライトに敗れたあたりも不満。
追い切りも格下の遅れ、素晴らしいとは思えない。
ボンネビルレコード
ここ3走はいずれもカネヒキリに完敗。その物差しから、エスポワールシチーやカネヒキリとは格がはっきりと違う。
フリオーソ
地元の利と前走の圧勝から人気の一角だが、カネヒキリには全く歯が立たず、カネヒキリとエスポワールシチーのフェブラリーSでの着差から、両者の間には割り込めない。
また、距離も不安。
エスポワールシチー
カネヒキリ
なし
フリオーソ、フェラーリピサ
二強でしょう。どちらが勝つかはわかりません。エスポワールシチーが勝って初JpnⅠ制覇か、あるいは、カネヒキリが勝ってGⅠ9勝の大記録を達成するかでしょう。どちらにしても、歴史的なことで、これをみるだけでも今回の私の船橋遠征は凄く価値があります。
競馬ブック
本紙の見解
カネヒキリが船橋に初登場。前走のフェブラリーSは内の窮屈なところを突かざるをえないコース取りでクビ+アタマ差の③着。時計は自己ベストを更新しており、まだ世代交代を印象づけるまでには至っていない。鞍上に内田博騎手を迎えて巻き返し。相手は南関東の雄フリオーソ。全日本2歳優駿以来のマイル戦になるが、地元で戦えるアドバンテージを生かせれば逆転のシーンも。タレント豊富な4歳勢からは充実一途のエスポワールシチーが参戦。コース替わりでフェブラリーSの差は詰まるはず。以下△勢にも実力馬が揃って、春のダートマイル王を決めるに相応しい豪華メンバー。
展開予想
ハイペース
逃げ 13,6
好位 12,1,11,10
中団 5,3,7,8
差し 4,9,2
短評は「主力対等」
大阪スポーツ
予想家の印
馬名 明神 荒井 石崎 明石 石橋 大泉 デスク 本紙
江橋ゼンノパルテノン △ △ △ △ △ ▲ △ アタゴビッグマン ディープサマー シルクアヴァロン ボンネビルレコード ◎ △ △ エスポワールシチー △ △ ▲ ◎ △ ○ ▲ ドリームスカイ フサイチジャンク ケイエスショーキ フェラーリピサ ▲ ○ △ ▲ ◎ ▲ △ △ カネヒキリ ○ ◎ ◎ ○ ○ ◎ ○ フリオーソ △ ▲ ○ ▲ ○ ◎ ◎ アジュディミツオー △ △ △
エスポワールシチー(1着)
「ハナに行かなくても大丈夫ですし、前の2頭を見ながらこの馬のペースで走らせました。57.5キロのハンデも問題なかったですね。昨年の秋に乗った時よりも全体的に良くなっていましたし、競馬も上手ですからね。ここでは力が違いました。」(松岡正海騎手・競馬ブック)
「ハナにこだわらなくても競馬ができる馬だし、57.5キロのハンデもそれほど気にならなかった。レースは3番手で折り合いがついて無理なく追走ができたし、強い競馬でしたね。昨年の秋に乗ったときよりも全体的に馬が良くなっていたし、きっちり結果を出せて良かったです。」(松岡正海騎手・ギャロップ)
「今日は乗っているだけでしたね(笑)ハナに行かなくても大丈夫だと思っていました。馬は秋に乗ったとき(11月2日錦秋S)よりも競馬が上手になっていました。これから先の成長にも期待したいですね。」(松岡正海騎手・ラジオNIKKEI)
「今日は抑えて好位から。3角過ぎからジワッと追い上げて、直線入り口で先頭へ。結局、後続には馬体を合わせずに、突き放す力強さ。ひと皮向けたような内容だった。」(競馬ブック)
「馬の行く気に任せて3番手の絶好位を確保。道中はムキになるところもなく、勝負どころの手応えが他馬とは明らかに違った。直線は待機勢を十分に引き付けてから追い出し、危なげなく振り切った。脚質に幅を持たせたという意味でも大きな勝利。フェブラリーSで微差4着の地力はダテではなかった。」(ギャロップ)
エスポワールシチー
「前走のマーチSは2、3番手に控えての競馬で勝てたのは収穫。レースのスタイルにも幅が広がったからね。休み明けは3戦したけど、まだ体はフックラとしているし、前走後も順調に調整してこれている。相手は強くなるけど、まだまだ成長できると思っているので、ここでどんな競馬をしてくれるか楽しみにしている。あとはゴールデンウィーク中の競馬だから、輸送にどれくらい時間がかかるかですね。」(安達昭夫調教師・競馬ブック)
「二の脚は速いけど一完歩目が遅く、小回りだけに位置取りが後ろになるかも。能力は通用するが、今回はスタート、輸送など課題が多い。」(安達昭夫調教師・大阪スポーツ)
【かしわ記念・前日発売】エスポワールシチーが単勝1.5倍で1番人気
2009/05/04(月) 19:14
明日5日(火・祝)、船橋競馬場で行われる第21回・かしわ記念(JpnI・1600m)の前日発売の最終オッズは以下の通り。単勝ではエスポワールシチー(JRA)が1.5倍で抜けた1番人気。連勝式ではエスポワールシチー、カネヒキリ(JRA)、フリオーソ(船橋)の三つ巴の様相。発走は16時15分。
なお、かしわ記念の模様はラジオNIKKEI第1放送、インターネットラジオ、ラジオNIKKEIモバイルで生中継する。放送時間は15時から17時15分まで。
<前日発売最終オッズ・上位人気>
●単勝
6番 エスポワールシチー 1.5倍
12番 フリオーソ 4.1倍
11番 カネヒキリ 5.4倍
13番 アジュディミツオー 15.1倍
10番 フェラーリピサ 18.1倍
●馬連
6-11 3.2倍
11-12 3.5倍
10-11 7.4倍
6-12 9.1倍
16-10 13.2倍
●馬単
11→12 5.2倍
11→ 6 6.2倍
6→11 7.9倍
12→11 10.2倍
11→10 13.7倍
●3連複
6-11-12 3.2倍
6-10-11 7.2倍
10-11-12 7.8倍
11-12-13 12.5倍
5-11-12 15.9倍
●3連単
11→ 6→12 11.7倍
6→11→12 12.1倍
11→12→ 6 12.5倍
6→11→10 14.6倍
11→ 6→10 15.2倍
エスポワールシチーが本年2月22日フェブラリーSにて完敗したカジノドライヴがなんと重度の屈腱炎を発症。また戦える日を楽しみにしていただけに、ショックも大きく、残念でなりません。かなり症状は重く、復帰すら厳しいようですが、復活してサクセスブロッケンやスマートファルコン、ウォータクティクス、そしてエスポワールシチーなど最強世代で頂上決戦を楽しみたいですね。
つい2月に東京競馬場に遠征したばかりの関西人ほっさんですが、明日も船橋に遠征いたします。愛馬のGⅠ制覇という歴史的イベントに立ち会うため、また、最悪カネヒキリに敗れても、カネヒキリのGⅠ9勝という前人未到の記録に立ち会えます。
というわけで、明日は現地観戦レポを作成する予定ですが、如何せん遠くに行くので、遅くなると思いますし、あまりに疲れていれば、明日更新出来ないかも知れません。
愛馬のGⅠ初制覇の記念すべき映像をここでお見せできれば最高です。
1口馬主生活6年目にして、ついに愛馬がGⅠ(正式にはJpnⅠ.以下省略)を制覇しました。私の愛馬でのGⅠ挑戦はエスポワールシチーのフェブラリーSだけでしたから、2度目の挑戦で夢を叶えたことになります。
しかも、1口馬主生活6年目といっても、社台やサンデーレーシングなど、高額なクラブに所属しているわけでもありませんし、友駿ホースクラブの中でも高額馬を買い漁って成しえた偉業ではありません。安くて3勝できそうな馬を探究し続けた結果のGⅠ制覇です。
私はエスポワールシチー購入時にここまで強いだろうとは、夢にも思っていませんでした。精々、母と同じ3勝してくれれば嬉しいな程度に考えて購入しました。もちろん、私個人の馬体や血統の判断はあったにせよ、この馬は生産牧場やその他友駿ホースクラブ関係者の方々の評判が非常に良く、そういった後押しもあり、募集即購入となったわけです。
あくまでも、GⅠを狙って買った馬ではありません。嬉しい誤算です。私にGⅠ馬を探す相馬はありません。ただ、未勝利戦を勝てるか勝てないか、程度の相馬はなんとなく、出来るような気がします。もちろん、自称ですが。
では、恒例のパドック写真です。しっかし、当日は凄い雨で、パドックも傘の山。はっきり言って撮るのは大変でした。少しスペースが出来ればそちらに移り・・・というのを繰り返し、なんとか撮ったという印象です。
写真は全て撮影順です。
20年ぶりの船橋競馬場。エスポワールシチーの馬体重は前走プラス6キロで、、これを見た瞬間に連は外さないと思いました。とにかく、安達昭夫調教師は、ここ一番の調整技術は素晴らしいですからね。
しかし、レース前に各地方を代表するメンバーが揃ったレベルの高い1戦と言われていましたように、豪華なメンバーです。
ついに登場エスポワールシチー!!すでに貫禄があり、威圧感さえ漂います。
エスポワールシチーとは2度目の対戦、フェラーリピサ。
もう1枚エスポワールシチー。素晴らしい筋肉の鎧。しかし、気配はいつもと違い、おとなし過ぎる(気合が足りない?)気がしました。もっとも、雨も激しいですしね。
GⅠ7勝で、日本新の8勝目が期待される1番人気カネヒキリ。いつものことながら、凄い馬体です。
一昔前はダート王者だったアジュディ満男(みつお)。8歳。
正面から。いつものように安達昭夫メンコ着用。かっこいい!!
突然の三浦皇成騎手依頼で、世間を騒がせたアジュディ満男。
雨は私たちにとっては冷たいし寒いし嫌ですが、馬場が水分を含んで高速馬場になるのなら、エスポワールシチーの勝率が上がると思われるので、強く降ることを願っていました。パドックに馬が出て来た頃は稍重だった馬場も、激しい雨の為にパドック周回中に重馬場な変更されました。
人気の一角フェラーリピサ。
フェブラリーSのときほど血管が浮き出て見えなかったカネヒキリ。
セレクトセールで3億4650万円の高値で関口房朗氏に競り落とされたフサイチジャンク。いつの間にやら地方所属に。しかも、このレースが地方移籍初戦でかつ初ダート。
なんだか牝馬っぽい配色の人気馬フリオーソ。
雨にもかかわらず、とにかく凄い人の数でした。かしわ記念の馬券売上も過去最高だったとか。
整列する騎手。右端が佐藤哲三騎手。
いつものように、パドックでの騎乗後すぐに地下馬道へ消えました。馬の左は安達昭夫調教師。
フサイチジャンクと張田京騎手。表情は実に渋い顔(うーん、これが3億かぁ・・・)。
最低人気のケイエスショーキと實川純騎手。
今回のカネヒキリの鞍上にはウチパク。馬はピンクカメオではありません。
今日は全く存在感のなかったYutaka Take。
フェラーリピサと岩田康誠騎手。岩田康誠騎手は1つ前の9レースでも穴を開けていました。素晴らしいでは足りない腕前です。また、愛馬クリンゲルベルガーにも乗ってください。
フェブラリーSでもサクセスブロッケンを好騎乗で優勝に導いた内田博幸騎手。今一番円熟期。
フリオーソと戸崎圭太騎手。後ろはアジュディミツオーと三浦皇成騎手。
本馬場入場は撮れませんでしたので、レース直前の緊迫した時間の映像をご覧ください。
締め切り3分前のオッズ。やはり1番人気のカネヒキリから売れているようです。
狭い競馬場はたくさんの人でびっしりと埋まっていました。
きれいに装飾されたゴール前。
出走全馬の紹介。
ファンファーレ!!
エスポワールシチーのスタートはいつものように一完歩目が遅く、現地では出遅れたかのように見えました。ただ、これは、佐藤哲三騎手が馬の気を殺がないように馬なりに出た結果なんですよね。
いつもなら、出は遅くても二の脚で先団に取りつくのですが、今日はあまり押さずに中団に位置します。ここで「小回りで直線の短いコースなのに、前に行かなくて大丈夫か?」と思った人は多いでしょうが、現地で見ていて押っつけていなかったので、私は「作戦だな」と思いました。しかし、作戦とはわかっていても、多少の心配がなかったのかと言えばそうではありません。包まれたり、終いで伸びないかも知れません。
ただ、ここ3本ほど、CWで終いを伸ばす追い切りをしていましたから、こういった位置は完全に想定内です。終い36秒0では上がるだろうと確信はありました。(実際には、小回りのコースを外からマクッて35秒7!!)
結局、カネヒキリよりも後方の7番手を追走します。ハナは三浦皇成騎手騎乗のアジュディミツオー(結局8着)、2番手は岩田康誠騎手騎乗のフェラーリピサ(結局3着)、3番手に武豊騎手騎乗のゼンノパルテノン(結局7着)という展開になります。以下フリオーソ、カネヒキリと今年のフェブラリーS同様、有力馬は全て前に行きます。ダートの一線級は前に取りついて凄い脚で上がってきますからね。
余談ですが、POGで話題だった3億4650万円の超高額馬で今回が地方転厩初戦のフサイチジャンクはポツンとただ1頭離されます。皐月賞3着(勝ち馬メイショウサムソン、2着ドリームパスポートで私ほっさんが3連単27万馬券を2口当てた思いで深いレース)とはいえ、初ダートでこの超一線級とやるには、ちょっと早い気がします。
ペースを握った三浦皇成騎手騎乗のアジュディミツオーですが、残り1000mを切った勝負どころで早くも二番手の岩田康誠騎手騎乗のフェラーリピサに来られて苦しくなります。レース後の関係者のコメントでは、どうも本調子ではなかったということですが、正直年齢的な衰えもあるのでしょう。
向正面の残り800m地点で、それまで7番手追走だった我らが愛馬エスポワールシチーが外から早くもマクり気味に上がって行きます。そういえば、ディープインパクトがこのようなレース運びでしたよね。
あっと言う間に前のディープサマーを抜き去り、武豊騎手騎乗のゼンノパルテノンもあっさりと捉えます。ゼンノパルテノンはその勝負どころで全く抵抗できずに(いや、直線一気に賭けたのか?)、そのまま流れ込んでの6着に敗れます。今日は武豊騎手、全く存在感がありませんでした。
3角でエスポワールシチーは1頭別格の脚(なんとなんとメンバー最速の上がり35.7秒)でコーナーの外からドンドンとマクって行きます。そして前のカネヒキリもあっという間に捉えるわけですが、レース後の内田博幸騎手のコメントによれば、左前脚に異常を感じるほどガクッという衝撃を覚え、ギアチェンジができなかったという趣旨のことをおっしゃっています。
4角では、先にアジュディミツオーを捉えて1頭抜け出しを謀っていたフェラーリピサと馬体を併せ、この2頭が完全に抜け出します。しかし、カネヒキリもさすがで、直線を向いてギアチェンジをしてからは、凄い脚で追いかけてきます。
結局、残り100mで粘るフェラーリピサを競り落としたエスポワールシチーがカネヒキリの猛追を半馬身ほど封じ、見事にGⅠ初制覇!!2着は最後の最後でカネヒキリがフェラーリピサを交わして連を確保しました。
ゴール直後に佐藤哲三騎手は思わずガッツポーズ。久しぶりに佐藤哲三騎手のガッツポーズを見た気がします。やはり、タップダンスシチーの宝塚記念以来でしょうか。
しかし、なかなか未勝利戦を勝てなくて苦しんでいた時も5週連続調教をつけてくれるなど、じっとエスポワールシチーを育ててくれた佐藤哲三騎手。その彼を背にGⅠを勝てたことは本当に嬉しいことです。ゴールの直前は思わず震えました。こんないい瞬間に同じ空間で立ち会えるなんて、一生の思い出です。
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スタート直後。
きたぁ、エスポワールシチー!!ここから更に外からとんできた馬たちに交わされます。
外からとんできたフェラーリピサなどに交わされる。
調教内容を知らない方は「おいおい」と思ったでしょうね。まさに馬群に飲まれる感じでしたから。
フェラーリピサの陰になっちゃいました。
ちなみにゴール前の写真は失敗しましたぁ!!
一番マシな写真を1枚だけご覧ください。
2009年5月5日 (火) 船 橋 第10競走 ダート 1600m (左) 天候:雨 馬場:重 |
農林水産大臣賞典(指定交流)
(サラブレッド系 4歳以上 定量)
賞金 1着 60,000,000円 | 2着 21,000,000円 | 3着 12,000,000円 | 4着 6,000,000円 | 5着 3,000,000円 |
|
上り 4F 48.7 3F 36.3 |
ハロンタイム 11.3- 11.0- 12.4- 12.5- 12.4- 12.4- 12.0- 11.9 |
コーナー通過順 1角 13,10,1,12,11,3,6,5,7,4,2,9-8 2角 13,10,1,12,11,3,6,5,7,4,2,9-8 3角 13,10,12,(1,11),6,3,5,(2,4,7),9-8 4角 10,13,6,(11,12),1,3,5,2,(4,7),9-8 |
|
|
|
( )
は内数を示します。
ゴール直後のターフビジョンの映像。もちろん勝ったエスポワールシチーを追う!!
フリオーソの戸崎圭太騎手となにやら。
いつまでもエスポワールシチーを追いかけていました。
確定しました!!
佐藤哲三騎手、久しぶりのウイニングラン。やったぜ!!
さて、あれをやっちゃうか!?
力強いガッツポーズ!!感動をありがとう。
これから何度もこのシーンを見たいゾ!!
ガッツポーズ直後。
しかし、まさか愛馬のウイニングランが見れるとは。
何分、船橋競馬場は20年ぶりですし、当時は口取り云々に全く興味がありませんでしたから、船橋競馬場がどこで口取り式や表彰式を行うのか、全く知りませんでした。
・・・で。私は中央のイメージが強く、コース上で実施されるのだろうと思って人だかりの後ろの方にいたのですけど、傘傘傘で全く見えず、二階に上がったりとうろうろしている間に口取り式は終了。結局見えませんでした。
また、表彰式も室内だったんですね。こちらも見逃しましたが、がんばれシチー軍団HPの方にその時の映像を管理人さんがアップしてくださっていますので、そちらをご覧ください。
今回は私が購入した馬券は上の2枚と下の13枚。計15枚3300円です。前日の予想で書きましたように、2頭が抜けていると思いましたし、逆に3番手以下は同等でどんぐりの背比べだと思っていました。この二枚はそこそこ配当がついたため思わず写真だけ撮って換金しました。写真は閉まっている馬券売り場のテーブルを使って撮影。
しかし、船橋競馬場の馬券は馬単でも馬名や騎手名が入っているのがいいですよね。
配当は馬複が280円、馬単が660円でした。旅費の一部が浮きました。
お約束の馬券は愛馬の単勝10枚と、もしかしたら日本初のGⅠ8勝の偉業をこの一戦で成し遂げるかもしれないカネヒキリを3枚です。
エスポワールシチーの単勝は320円もついたんですよね。これだけで3200円分の価値があり、少し揺らぎましたが、保護者にとってこの馬券は1枚320円以上の価値があります。当然いつまでも大事にとっておきます。
最後にアップ。
エスポワールシチー(1着)
「むちゃくちゃ嬉しいですね。今日は気合いが入るところと抜けるところの差が大きかったので、あまり急かして行かない方がいいかな、と思っていました。あの形も考えていましたし、この馬場なのでハナに行くことも考えていたんですが、せっかく前回も下げる競馬を松岡(正海騎手)と一緒に研究してああいう(2番手に控える)形になったので、今回ももう少し下げて、切れ味を生かす競馬も考えていました。
フリオーソとかカネヒキリとかは気にしてはいたんですけど、まずは自分の馬のリズムで乗って、この馬に調教から乗って、僕がやりたいと思っていたことをやれたと思ってます。
手応えはバッチリでしたけど、早めに抜け出して馬がやめてしまわないように、我慢しすぎてもカネヒキリが怖かったですが、思ったようには行ったし、エスポワールシチーも頑張ってくれたと思います。
この馬はスピードと推進力があるのが良いところなんですけど、もっと効率よく走れるフォームは出来上がってくると思います。まだまだ効率が良くないところもあるんで、その辺りを厩舎の方々と研究して、いい走りが出来るように育てていきたいですね。
ようやく完成の域に入ってきたかな、と思うので、これからは強いエスポワールシチーをいつも見せられるように頑張ります。これからも応援して下さい」(佐藤哲三騎手・ラジオNIKKEI)
「レースについては騎手に任せていました。佐藤哲三騎手の好騎乗でしたね。最後の直線でカネヒキリが来てヒヤヒヤしたけどね(笑)。この後はさらに成長を促すために休ませるか、帝王賞を使うか、戻ってから考えたいと思います」(安達昭夫調教師・ラジオNIKKEI)
カネヒキリ(2着)
「道中は良い感じでしたが、エンジンがかかったところでガクッときました。どうも左前脚に異常が起きたのか…そこからは左にモタれて走っていました。気になって入線後に下馬したんですけどね。せっかくいい馬に乗せてもらったのに、結果を出せなくて申し訳ありませんでした。もしも何らかの異常があったとしても、ここまで復活してきた馬なので、また挽回してくれると信じています」(内田博幸騎手・ラジオNIKKEI)
「道中モタれて走っていたようですね。この後は何も無ければ戻って様子を見て、何も異常がなければ、予定通り帝王賞に向かいたいと思います」(角居勝彦調教師・ラジオNIKKEI)
フェラーリピサ(3着)
「この馬場だったから前に出して行きました。ただ1~2コーナーで行きたがってしまいました。そこで抑えられていたら、また違っていたと思います」(岩田康誠騎手・ラジオNIKKEI)
「ジョッキーはうまく乗ってくれたけどね。ただ前半少しハミを噛んだかな。この後は放牧に出して休ませる予定です」(白井寿昭調教師・ラジオNIKKEI)
ボンネビルレコード(4着)
「牧場から戻ってきて3か月ぶりだったせいか、状態が本物じゃなかったですね。ただ、それでも終いは切れたし、これからまだまだやれる馬ですよ」(的場文男騎手・ラジオNIKKEI)
フリオーソ(5着)
「(前回のダイオライト記念から)距離が急に短くなって、馬が戸惑っていたようです。利口な馬なので、この距離でも慣れれば走れるとは思います」(戸崎圭太騎手・ラジオNIKKEI)
アジュディミツオー(8着)
「初めて乗ったので比較はつきませんが、状態が本当なら最後にもうひと伸びしたんでしょう。これから使っていけば、良くなってくると思います」(三浦皇成騎手・ラジオNIKKEI)
ラジオNIKKEI
【かしわ記念】(船橋)~エスポワールシチーが差し切り勝ち
2009/05/05(火) 17:20
雨、重馬場の船橋競馬場で行われたダートグレード競走・第21回かしわ記念(JpnI・1600m・1着賞金6000万円)は、2番人気のエスポワールシチー(佐藤哲三騎乗)がマーチステークスに続く連勝で初のJpnI制覇を飾った。勝ちタイムは1分35秒9。
大外枠からアジュディミツオーが先手を奪い、フェラーリピサがすぐ後ろでマーク。フリオーソ、ゼンノパルテノン、カネヒキリが先団を形成してエスポワールシチーは中団に控える形になった。3コーナーでフェラーリピサが動いて4コーナーで先頭に立つと、連れてカネヒキリ、エスポワールシチーが仕掛けて直線へ。直線では抜け出しを図ったフェラーリピサをエスポワールシチーがかわして先頭に躍り出ると、外に持ち出して追い込んだカネヒキリを3/4馬身抑えて勝った。カネヒキリは2着で史上初のGI(JpnI)8勝目はならず、1馬身差の3着がフェラーリピサ、4着はボンネビルレコードでJRA勢が上位を独占した。地元期待のフリオーソは5着、三浦皇成騎手とのコンビで挑んだアジュディミツオーは8着に敗れている。
勝ったエスポワールシチーは父ゴールドアリュール、母エミネントシチー(その父ブライアンズタイム)という血統の4歳牡馬で、JRA栗東・安達昭夫調教師の管理馬。初勝利こそ芝で挙げたが、500万からダートで一気の4連勝でオープンまで上がり、明けて4歳で初の重賞挑戦となった平安ステークスで2着、初のGIとなったフェブラリーステークスでも逃げて4着と健闘。前回のマーチステークスは2番手から抜け出す形で初重賞制覇を飾り、今回は中団に控えて差し切る競馬でJpnIのタイトルを手にした。通算成績は15戦7勝で重賞は2勝目。
※船橋競馬のウェブサイトによると、このレースの売得金は7億3542万3600円で、船橋競馬の1レースあたりの売得金レコードを更新した。これまでのレコードは、ストロングブラッドが勝った2005年のかしわ記念で6億3230万1200円。
競馬ブック
吉羽孝の重賞観戦記
【予想】
◎フリオーソ
○カネヒキリ
▲エスポワールシチー
△フェラーリピサ
△ボンネビルレコード
△アジュディミツオー
△ゼンノパルテノン
川崎記念ではカネヒキリを苦しめて、サクセスブロッケンを3馬身も離したフリオーソ。5歳を迎えたとはいえマダマダ進化中。距離微妙でも、ホームコースならカネヒキリを逆転可能とみました。この2頭に割って入ればスピード抜群のエスポワールシチー。
【レース】
注目の逃げ争いは、外枠から三浦騎手が気合をつけてアジュディミツオーがハナ。フェラーリピサ、フリオーソ、カネヒキリの並びで、スタート今イチのエスポワールシチーは意外にも中団からの競馬。息の入らない流れとはいえ、馬場状態を考えると、やや速いかなという程度。3コーナー手前から一気に動いたのがエスポワールシチー。前を呑み込んで4コーナーでは2番手に進出。最後の直線もその脚を持続させて、カネヒキリの猛追を0秒1差凌ぎ1着ゴール。マイラーとしての資質の高さをアピールしました。フリオーソは勝負処で手応えが怪しくなり5着。
【上位馬の寸評】
1着 エスポワールシチー
昨年の夏にダート路線に転向してメキメキ台頭。フェブラリーSではハイラップを刻んで逃げ粘り僅差4着。前走のマーチSでは、2番手抜け出しで重賞レース初制覇。昇り調子という点では一番ですが、力の要る船橋の馬場で、アジュディミツオーあたりと競り合うとどうか…。印は▲に留めました。体重はプラス6キロの486キロ。太目感はなく、キリッと引き締まった好馬体。パドックでは時折チャカつく場面もありましたが、適度な気合乗りで好仕上がりと判断。レースはスタート今イチ。無理をせず出たなりで外7番手からの競馬。この馬の脚質を考えるとポジション?ですが、勝負処からの反応が素晴らしかった。一気に前を呑み込んで4コーナーでは2番手に進出。直線もその脚を持続させ、最後の1ハロン11秒9のラストスパート。カネヒキリの追撃を0秒1差退けました。スパートのタイミングがドンピシャだったのは確かです。折からの豪雨で急速に軽い馬場になったのもプラスに作用したでしょう。それにしても時計優秀だし、あの機敏な反応、抜群のキレはタダ者ではない。距離延びたらどうかわかりませんが、1600メートル前後の距離なら、最強ランクの評価が与えられます。
2着 カネヒキリ
リフレッシュ放牧明けで、フェブラリーS以来、2ヶ月半ぶり。十分に調教を積み、この日はマイナス7キロの523キロ。パドックを周回する姿はいつも通りで、決して気合を前面には出しませんが、王者の風格。万全の仕上がりとみました。レースはスタートはさほど速くなかったものの、今回がテン乗りの内田博騎手が気合をつけて外5番手から。フリオーソをマークする形で、大体予想されたポジション。エスポワールシチーが動いた際も、慌てずジックリと。直線は外から脚を伸ばしてエスポワールシチーに迫りましたが、相手の執拗な抵抗に遭い、0秒1差及びませんでした。
3着 フェラーリピサ
3歳5月の兵庫チャンピオンシップ1着以降は、全てダート戦で安定した戦績。フェブラリーSも5着とはいえ0秒4差ですから、JRA屈指のダート巧者であることは間違いありませんが、前走の黒船賞が、トーセンブライトに1秒1も離される2着。そのレース内容に不満が残り、△に留めました。レースは好スタートから岩田騎手が多少気合をつけて、逃げるアジュディミツオーの2番手。スムーズに折り合い、3、4コーナーでは先頭に踊り出ましたが、最後の直線ではエスポワールシチーの瞬発力、カネヒキリのパワーに屈して3着。ただし着差はそれほどなく、大健闘と言えるでしょう。G1を勝てるほどの底力は感じませんが、常にマークが必要な油断できない存在。パドックでは特に目立たない。実戦タイプのようです。
4着 ボンネビルレコード
昨年の当レースでは、ブルーコンコルド、ワイルドワンダーというマイルの一流馬をなで斬り。日本TV盃では、フリオーソに競り勝ちレコードV。近4戦はひと息ですが、得意の船橋コースなら、展開如何では食い込み可能とみていました。レースはスタート五分に出て中団8番手から。ペースとこの馬の脚質からは、大体妥当なポジション。ただし勝負処で差を詰められず、正味直線勝負。レース上がりからすれば、4着なら詰めてきた方でしょう。基本的にはやはりもう少し距離があった方がいい。年齢的には現状維持が精一杯で、今後イキのいい若手が加わってくると厳しいか…。この日は3ヶ月ぶりでマイナス8キロの490キロ。ちょっとスッキリし過ぎていた印象も。
5着 フリオーソ
昨年暮れの東京大賞典は、出遅れて不完全燃焼の5着。川崎記念はカネヒキリを苦しめて3着サクセスブロッケンには3馬身差。前走のダイオライト記念は、戸崎騎手が後ろを振り返る余裕の大楽勝。5歳を迎えてまたひと皮剥けた印象も。問題は久々の1600メートルがどうかですが、地の利を加味すると打倒カネヒキリは十分に可能とみていました。レースは逃げるアジュディミツオー、2番手フェラーリピサに続く外目3番手。無理なくこのポジションですから、理想的な滑り出し。ところが3コーナーで一気にエスポワールシチーに交わされると急に手応えが怪しくなり、直線の入口ではほぼギブアップの状態。惰性で流れ込んでの5着という競馬でした。レース内容からすると、やはりこの馬の場合は2000メートル以上がベスト。それと直線の豪雨で馬場が軽くなったのも、相手に有利に働いたか…。馬の気配は申し分なかったので、帝王賞での反撃に期待。
7着 ゼンノパルテノン
昨年上半期に3連勝した際にはトーセンブライト、フェラーリピサなどを破り、南関初見参の前走、東京スプリントを1着。G1のマイルは厳しい条件ですが、一瞬の脚を生かせば2、3着ならあるかなとみていました。レースは1番枠から好スタートを決めてイン4番手。カネヒキリと併走の形。ただしペースアップした処でなすすべなく後退。全く見せ場のない7着。やはりこのメンバーでのマイル戦は荷が重かったということでしょう。均整の取れた好馬体で適度な気合乗り。馬は前走と同様に良く見えました。G3レベルの1200~1400メートル戦なら見直せる。
8着 アジュディミツオー
長期休養明けのマイルグランプリを2着。ここはその復調が本物かどうかを試される一戦ですが、新進気鋭のスピード馬エスポワールシチーとの兼ね合いが微妙で、△までしか付け切れませんでした。ところがそのエスポワールシチーがスタート今イチで待機策。ハナに立つまでにやや脚を使ったものの、一応は自分の型に持ち込みました。それでもリードをキープできたのは3コーナーまでで、2番手のフェラーリピサに交わされてギブアップ。馬っぷりは相変わらず冴えているものの、G1路線で勝ち負けできるまでの復活は難しそうです。
気になる賞金ですが、かしわ記念の1着賞金は6000万円です。中央では付加賞がありますが、私の知識不足で地方交流戦に付加賞があるのかわかりません。
エスポワールシチーのここ最近の1口配当を見ますと、意外なことがわかります。
レース名 総獲得賞金 1口配当
トパーズS 1着 28346000円 29205円
平安S 2着 16620000円 17891円
フェブラリーS 4着 15916000円 16959円
というわけで、ほぼ1000分の1です。ならば、かしわ記念の1口配当は60000円程度と思えばいいでしょう。
今回の6000万円獲得でエスポワールシチーの獲得賞金は2億円を突破!!まだ4歳の春です。順調なら10億円に届くのではないでしょうか。
レース後の内田博幸騎手のコメントにもありましたように、脚元に違和感のあったかしわ記念2着のカネヒキリですが、左第3指骨々折と診断され、少なくとも半年はレースに出走することはできないでしょう。非常に残念です。やはり、絶好調の強敵を負かすから喜びも大きいのであって、一線級が離脱した舞台で虚勢を張っていてもなんの値打ちもありません。
結局、かしわ記念でも仕掛けどころでガクッと来たと鞍上がおっしゃっているように、このあたりですでに骨折していたのかも知れません。ですから、今回エスポワールシチーはダート王カネヒキリを破ったことは事実ですが、相手は万全ではなく、万全なら負けていたかも知れません。今回のレースの中でカネヒキリ以外は、正直格下ですので、それらに先着したからと言って、さほどの値打ちもなく、エスポワールシチーが、まだウォータクティクスやサクセスブロッケンらと対等に戦えるかはわかりません。
5着のゼンノパルテノンも5月8日右第1指節種子骨々折が発表されました。大変残念ですが、それほど激しいレースだったということでしょう。
帝王賞は成長を促す為に放牧かの二択だそうですが、私個人は、すでにエスポワールシチーは完成の域に入っていると思います。疲労の為の放牧なら理解できますが、そうでないのなら、今この充実しているときに、勝てるだけ勝っておくことの方が良いように思います。
出走予定だったカネヒキリは帝王賞は当然回避しますし、重賞を連勝中のスナークファルコンはさきたま杯に行くようですから、メンバー的にも恵まれそうです。(ウォータクティクスあたりが強敵か)
私はエスポワールシチーはダート2000mでも余裕で戦えると思っています。東京大賞典や川崎記念も出走すれば勝ち負けでしょう。ドバイでも勝ち負けと思います。
しかし、嬉しいですねぇ。GⅠ馬のオーナーになれるとは。無料提供馬で愛馬だったオペラシチーがGⅡ目黒記念を勝った後に引退したときには、「もう、当分他の馬で重賞は勝てないな」と思っていたのですが、あれから3年。なんとなんと重賞連勝でGⅠを制覇する愛馬が現れるとは・・・。
これで、種牡馬入りの可能性も夢ではなくなってきましたし、サンデー系として、種牡馬でも大成するかも知れません。また、エスポワールシチーはまだ4歳と若く、カネヒキリが目指していたGⅠ8勝の日本記録も更新できるかも知れません。
本当に夢が広がる素晴らしい馬ですが、屈腱炎→屈腱炎→骨折と故障を繰り返すカネヒキリのように、大きな故障でもすれば、私自身立ち直れないほどの衝撃になりそうで、怖くもあります。昨夏のステップシチーの屈腱炎でも数日間はショックで落ち込んでいました。エスポワールシチーの場合はそれよりもはるかになにかあった時の衝撃は大きいはず。とにかく、順調にいって欲しい。
最後になりましたが、たくさんの応援メッセージやお祝いメッセージ等をありがとうございました。そして、現地で貴重な時間を共に過ごしていただいた雲雀さん、Uragaさん、ありがとうございました。なんと、雲雀さんには、フェブラリーS当日、東京競馬場に限定数売っていたエスポワールシチーボールペンをいただいてしまいました。
2月22日当日、私は10時過ぎに到着していて、その時はまだかなりの数売れ残っていたのに、余裕をこいて12時に買いに行ったら、エスポワールシチーとオフィサー(シチーと広尾)は売り切れになっていて、最初に買っておけばと後悔の念を当サイトで書きましたら、それをご覧になった雲雀さんが、何本かお持ちだと言う事で、譲ってくださいました。これって限定数ですし、なかなか手に入らないものですから、本当に感謝感謝です。
そんなこんなで、最高のレースを見ることが出来、いろんな方にお会いして楽しい時間を過ごせ、馬券も的中し、貴重なものまでいただいて、本当に素晴らしい1日でした。はるばる遠征して良かった。今度からも南部杯の盛岡以外(これはちょっと遠すぎるゾ)のGⅠは確実に遠征する予定です。
馬も素晴らしいし、それを取り巻く人も素晴らしいし、エスポワールシチーの周囲には、本当にいい時間が流れています。次回も、ご一緒にいい時間を過ごしましょう。
2009年 3月29日 第14戦 マーチステークス GⅢ 中山ダ1800m (1着/1番人気)
2009年 2月22日 第13戦 フェブラリーステークス GⅠ 東京ダ1600m (4着/5番人気) 写真多数付き 現地レポート
2009年 1月25日 第12戦 平安ステークス GⅢ 京都ダ1800m (2着/1番人気) 写真多数付き 現地レポート
2008年11月24日 第11戦 トパーズステークス オープン 京都ダ1800m (1着/1番人気) 写真多数付き 現地レポート
2008年11月 2日 第10戦 錦秋ステークス 1600万下 東京ダ1600m (1着/1番人気)
2008年 9月27日 第9戦 西脇特別 1000万下 阪神ダ1800m (1着/2番人気) 写真多数付き 現地レポート
2008年 8月30日 第8戦 500万下 小倉ダ1700m (1着/4番人気)
2008年 8月10日 第7戦 秋吉台特別 500万下 小倉芝1200m (7着/3番人気)
2008年 7月20日 第6戦 3歳未勝利 小倉芝1200m (1着/1番人気)
2008年 6月21日 第5戦 3歳未勝利 阪神芝1400m (2着/4番人気) 写真多数付き 現地レポート
2008年 5月 3日 第4戦 3歳未勝利 京都芝1600m (6着/2番人気)
2008年 4月20日 第3戦 3歳未勝利 福島芝1800m (5着/1番人気)
2008年 3月29日 第2戦 3歳未勝利 阪神芝1400m (2着/1番人気)
2008年 3月 9日 デビュー戦 3歳新馬 阪神芝1600m (3着/1番人気) 写真多数付き 現地レポート